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- 2023.07.28
- レスキュー今と昔
第58話 独立開業20年

こんにちは
初代経理の特命レスキュー隊隊長の冨松です。
世は、横綱貴乃花が引退し、松井秀喜がジャイアンツ初のメジャーリーガーに向かった2003年の春、私はサラリーマンを引退した。
今思うと独立したい思いはあったものの、サラリーマン不適合者だと感じたことの方が強かったかもしれません。
その当時は、大学新卒者の25%が非正規となる歴史的な不況(ITバブル崩壊元年)で、日経平均は20年ぶりに8000円を割り、世の中の将来不安はピークに達していた。
私も例外無く、最初の勤め先が倒産、次も民事再生と、こんなに会社って脆いんだと感じたものでした。
その脆い原因は、もっとシビアに保守的にお金と付き合えば倒産しなかったんじゃないかと感じ、改めて”経理が大事”だと感じました。
しかし、まもなく、その考え方は変わりました。
倒産、それ即ち”死”みたいな考えも有りますが、よく考えたら倒産した社長方も、命まで奪われないことに気づきます。
2003年8月、25歳の夏、私にはビジネス人脈も無く、資金も無く、これから始まる大航海に向けたその資源はあまりにも乏しいものでした。
営業はしたことが無いし、商売の中枢にいたことも無いし、専門学校中退の私には学歴もありません。
しかし、経理部のマネジメントや数字を読み込む力、Excelに関しての知恵と知識は自信が有ったので、自分派遣をはじめました。
2年の個人事業期間が経過し、仕事も溢れてきたので、1人、また1人と仲間が増えてきて、さあ、これからどうする?
といったタイミングだった29歳の夏、その2週間前に一緒に海に行った幼馴染の死を目の当たりにします。
人生とは、なんと儚いものなのだ。
毎日が同じようにやってきて、生きているのが当たり前で、年老いたら死ぬ。
人によってバラツキは、有るがだいたい60〜85くらいかな?まだまだ先だな。
この出来事は、こんな感覚を瞬時に吹っ飛ばしてくれました。
いつかやる。今度やる。いつか誘う。
では無く、
今やる。すぐやる。今、誘う。
といった考えに変わりました。
本当にこの出来事は衝撃で、人生は有限であることに気づき、食うための仕事から、生きた証を残すための仕事に変わりました。
そこで私は何がしたいのか?どうなりたいのか?
楽をしたいのか?サボりたいのか?お金を稼ぎたいのか?名声を手にしたいのか?モテたいのか?目立ちたいのか?
色々考えた結果、明日死んだときに後悔が無い人生にしたいと考えました。
これが1番の目的で、自分にストレッチをかけ、すごい会社を作る目標を掲げて毎日を送ることにしました。
その目標が”20年計画”です。
マンションの一室で始めた個人事業が、20年で50人の会社を作る。
しかも平均年齢30歳なのに、1億くらいの年間利益を産み、社員も活き活きとしていて、お客様に喜ばれる会社。
あの目標を掲げた2008年から早15年、
リーマンショック、東日本大震災、コロナと、ピンチをチャンスにかえながら、今、届くか届かないか際どい状況で、これから始まるラスト5年、その次の世代に繋げるためにも一日一日を大切に過ごしていきます。